失敗しないクロスの選び方|西宮市で注文住宅を建てる設計事務所をお探しなら【椿野建築工房】

失敗しないクロスの選び方

2024年07月01日 14:55:00

失敗しないクロスの選び方

クロスの色で、お部屋の印象は想像以上に大きく変わります。

しかし、クロスと言っても種類が非常に沢山あり、何を選べばいいのか頭を悩まれる方が多いです。

クロス選びで妥協せず、お気に入りの空間を作り上げるためにも、失敗しないクロスの選び方をご紹介致します。

是非、参考にしてくださいね。



壁紙・クロスの種類


主な壁紙・クロスは6種類です。


1. ビニールクロス:
日本の多くの住宅で採用されています。カラーやパターンが豊富。

価格が安く、耐久性が高く、水を通さないため油汚れも拭き掃除で簡単に落とせるのが魅力です。


2. 紙クロス:

欧米で採用されることが多い。プリント・エンボスなどの加工がされたものが多く見られます。

その他に和紙・特殊紙タイプ・合成紙タイプなどがあります。

紙素材は、音を吸収し、空気を通してくれるメリットがあるため、客間として使用する和室や寝室に最適です。


3. 布クロス(織物クロス):

木綿・麻といった自然素材を使ったものや、化学繊維を絡み合わせて作られる不織布壁紙、シルク素材・サテン素材などがあります。

また紙クロスと同様で通気性に優れており、湿気を吸収・乾燥時には水分を放出してくれる特徴があります。

ホコリが付きやすく、汚れが付着すると落ちにくいため、キッチンには不向きです。


4. 木質系壁紙:
銘木(めいぼく)シートとコルクシートの2タイプがあります。

カントリー調の空間や、温もりのある空間を作るには最適なクロス。

他のクロスより値が高くなるため、腰壁やアクセントクロスとして採用する方が多いです。


5. 無機質系壁紙:

主な原料は石・土などの自然素材やセラミック素材などから作られており、リサイクル素材から作られたものもあります。

中でも人気なのは「珪藻土クロス」や「漆喰クロス」です。

塗装した壁と比べると安く手軽に取り入れることができる反面、本物志向の方には少々安っぽく感じてしまうかもしれません。


6. オレフィン壁紙:
プラスチックの一種であるオレフィンを主原料としています。

「木質系」のデザインや、「石目調」のデザインもあります。

焼却した際に有毒ガスがほぼ発生しないため、「環境に優しいクロス」と注目を集めてきています。



壁紙・クロスの選び方


1.サンプルは大きなサイズで確認する

実際に貼ると、カタログよりも基本的には明るく見えます。最低でもA4サイズ以上の大きなサンプルをで確認しましょう。

また、サンプルが届いたら、自宅の照明が当たった時の見え方や手持ちの家具との色の相性などをチェックしておきましょう。


2.個性的な色や柄のクロスは、狭い面積の壁で採用する

大きな面で貼ると全体の雰囲気にも影響してしまいます。個性的な色や柄のクロスは、トイレやクローゼットなどの一部でまず考えてみましょう。

お部屋の壁面積全体の2割から3割ぐらいに取り入れるのがベストです。


3.用途に合わせた機能性もチェックする

キッチンやリビングなど汚れやすい場所には、汚れ防止・表面強化を。

トイレなどの臭いがつきやすい場所には、消臭効果を。

湿気が発生しやすい洗面室や浴室・クローゼットには、湿気を調整する調湿タイプを選ぶと良いでしょう。


4.対比効果を確認しよう

対比効果とは、周囲の色に影響を受けて、単体で見たときと違う見え方をする特性のことです。

同じ色でも、近くにある色によって見え方が変わります。

思った通りの色に見せたいときは、手持ちの家具など周囲の色の影響を受けていないか、対比効果を確認しておきましょう。


壁紙を選ぶ際は壁紙の色や柄だけでなく、機能性や部屋全体のバランスを考えることが大切です。

理想に近いお部屋の画像などで常に情報収集しておくと、イメージしやすくなります。

クロスの色で、お部屋の印象は想像以上に大きく変わります。楽しみながら最適な壁紙を選びましょう。



こちらも一緒に読まれています:

アクセントウォール・クロスで変化を

壁紙(クロス)のお手入れ方法


一覧へ戻る

ページの先頭へ

メールでお問い合わせ