旗竿地の魅力
2023年09月05日 11:21:00
旗竿地の魅力
さぁ、マイホームを持とう!と考え土地を探していると
こんな土地を見たことがありませんか?
「旗竿地」と言います。
旗竿地とは、道路に接する部分が細長く奥に建物を建てるスペースがある敷地のことです。
その名の通り、旗に似ているからそう呼ばれております。
この土地を見てスルーしてしまっていませんか?
デメリットだけでなくメリットもあるんですよ。
メリット
・価格が相場よりも安い
旗竿地の土地価格は、整形地の7~8割程度となることが一般的です。そのため、地価が高い人気のエリアでも旗竿地であれば比較的購入しやすい場合があります。
土地で予算を抑え、その分こだわりたい住宅設備や庭づくりに予算をかけることができます。
・道路から奥まっており静かな環境でプライバシーが確保できる
旗竿地の旗部分に住宅を建てると、道路からの騒音や通行人の目線が届きにくくなります。
そのため、プライバシーの保たれた静かな環境での生活を実現しやすくなるでしょう。
また、小さいお子様やペットがいる場合は、道路への飛び出しがしづらいので安心です。
・建物を大きく建てられる
家の大きさは建ぺい率や容積率で上限が定められています。
旗竿地の場合、路地部分の面積を算入でき、奥の部分の敷地が多少狭くても大きめの家を建てることができます。
限られた予算の中で出来るだけ大きな建物にしたいという方には旗竿地はおすすめです。
デメリット
・陽当たり・風通しが得られにくい
奥まっているかのでどうしても、陽当たりや風通しが得られにくい可能性が多いです。
陽当たりを確保するために、リビングは2階に設けたり、風通しが良くなる吹き抜けや高窓などを効果的に取り入れる工夫が必要です。
・建築コスト・インフラ整備コストがかかりやすい
旗竿地の間口部分や路地部分が狭いと、工事車両の乗り入れや大型什器の搬出入などが難しくなります。
そのため、建築コストが余分にかかったり工期が長くなったりすることも。また、旗竿地に新しく水道・電気・ガスなどのインフラ設備を通す場合も注意が必要です。
旗竿地ではこれらのインフラの引き込み距離が長くなることが多く、インフラ整備工事にコストや時間がかかりやすくなりますので注意が必要です。
旗竿地には多くの注意点もあるものの、ポイントさえ押さえればすばらしい立地となり得ます。
メリットやデメリットを十分に理解した上でプランニングをすれば、快適で住みやすい家を実現できるでしょう。