住まいと子ども
2023年01月27日 10:30:42
住まいと子ども
あなたは小さい頃、どんなお家に住んでいましたか?
人は生まれてから12歳くらいまでの生活環境で培われた価値観を一生持ち続けるとも言われています。
どんな家が子どもにとって良い住まいといえるのでしょうか。
1. 安全である
国民生活センターの発表によると、12 歳以下の子どもの事故のうち、住宅での事故が67.4%、0歳以上2 歳未満の場合は85.1%にもなっているそうです。
意外と家庭内での事故が多いことがわかりますね。
例えば、階段やベッド等からの転落。風呂場での転倒、溺水などが挙げられています。
これらの事故を防止するという意識をもって住まいづくりを検討する必要があります。
また、家事をしながら子どもの安全を常に確認できるような住まいが理想的です。できるだけ死角をなくすようにすることで、子どもの事故が防げます。
2.親子のコミュニケーション
「いってらっしゃい」「いってきます」
「いただきます」「ごちそうさま」
このような普通のやりとりを親子で共有することが非常に大切で、住まいは大切な場所であるといえるでしょう。
間取り次第で、親子のコミュニケーションが良くも悪くもなります。
かと言って一つの空間に長時間一緒にいるとなれば、ケンカやストレスが起こりやすくなってしまいます。
顔は見えないけれど、どこか気配を感じる空間。
「広さ」だけが良いというわけではありません。適度な距離感です。
料理をしている音・匂い・TVの音・・・
音を通して、感じることができる家族の行動や気配。互いの安心感。
壁で仕切らない間取りが良いでしょう。吹き抜けを作るのも良いと思います。
しかし、仕切りがない分、断熱性や耐震性などの基本性能が重要になってきますので、信頼できる建築士などに相談しましょう。
3. 家事動線を考える
名前のない家事なんて言葉も最近では聞きますが、本当にやることは沢山あります。
最短最小の動きで、家事にかかる時間を少なくして、子供との時間を大切にしてあげたいですよね。
そこで、家事動線に力を入れてみましょう。
例えば、洗濯物。洗濯スペース(洗面所)の近くに洗濯物を干せる場所を確保しておくと、流れ作業がスムーズに。
他には、キッチンとダイニングを横並びにした間取りもおすすめです。横並びにすることで料理の配膳・下膳の負担が減り家事が楽に感じられるでしょう。
子どもは、環境を土台して成長していきます。
大人目線で考えるばかりではなく、子ども目線で子どもから大人へと育っていくことを想像しながら住まいづくりを考えましょう。
どんな些細なことでも椿野建築工房へお気軽にご相談ください。
あなたの理想の家づくり親身になってお手伝いいたします。
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