2階リビング
2022年12月02日 13:32:26
2階リビング
家族みんなが集まるリビングはできる限り快適な空間にしたいものです。
リビングを１階にするか、２階にするか？重要な選択といえるでしょう。
２階リビングのメリット・デメリットをご紹介いたしますので、２階リビングをするかど
うか悩まれている方は是非参考にしてみてください。
メリット
日当たりが良くなる
住宅密集地でも、2階リビングなら光を取り込みやすくなります。
天井を高くして天窓や高窓を設置するなどして、光を取り込む工夫で、冬場でも明るい空
間作りができます。
プライバシーが高くなる
２階リビングだと道路よりリビングの位置が高くなるため、外からの視線はかなり防げま
す。
また、窓の位置もお隣に合わないように配慮したりできます。
リビングのプライバシー性を高めたい場合は２階リビングは効果大と言えます。
眺めが良くなる
リビングからの眺めが良くなります。
地上より高い位置からの景色を楽しむことが出来るので、心地の良い空間が作れるでしょ
う。
眺めが良い空間が好きな方は２階リビングとの相性が良いでしょう。
デメリット
１階の部屋が暗くなる
どうしても２階のリビングに比べて１階の部屋は暗くなってしまいます。
そのため、昼間に使うことの少ない寝室を１階へと設置すること方も多くいらっしゃいま
す。
子供がいつ帰ってきたか分からない
子供部屋を１階に設けた場合、子供はリビングを通らずに自分の部屋に行く事ができてし
まいます。
ですのでいつ子供が帰ってきたか分からない・・・といったことになるかもしれません。
対策としては、吹き抜けなどを設けていつ子供が帰ってきたか分かるようにしたり、リビ
ング階段を設けて家族の帰宅・外出を把握しやすいようにするなどがあります。
階段の上り下りが負担になる
どうしても階段の登りをすることが増えるようになります。
スーパーで買い物をして帰ってきても、重い荷物を持って階段を登らなければなりませ
ん。
宅配物が届いたりポストに手紙を見に行く際も、毎回その度に階段で登り降りをしなけれ
ばなりません。
階段の登り降りを、あなたなら日々の運動と捉えるか、それとも負担と捉えるか・・・
このあたりがこのデメリットのポイントといえるでしょう。
水廻りの工事費用がUPになることも
洗面所や浴室など、水まわりの場所を１階にするか２階にするかで工事費用も変わってき
ます。
生活動線を良くするために、リビングと同じフロアに洗濯場やトイレを設置したい方が多
くいらっしゃいます。
特に浴室を2階へ新設するとなると、浴槽にお湯を張ったときの重さに耐えられるよう、
補強工事が追加で必要になる場合が。
また、1 階と2階それぞれのフロアで大掛かりな給排水工事を行うことになり、費用が高額
になりやすいので注意が必要です。
夏場は灼熱地帯になるケースも
日当たりが良いということは、逆に言えば暑さも取り込んでしまうことでもあります。
断熱性や遮光性に配慮して設計されていても、ある程度暑くなってしまうことは頭に入れ
ておく必要があります。
また、暑さに敏感なペットを飼っている方はどう対策するかなど考えておかなければなり
ません。
間取りを考える際に、どうしてもメリットにばかり目がいってしまいがちです。
2階リビングは大きな魅力がありますが、デメリットもしっかり把握したうえで検討が必
要です。
設計者などにはしっかりとご自分の要望を伝え、納得がいくまで打ち合わせをしましょ
う。
どんな些細なことでも椿野建築工房へお気軽にご相談ください。
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