床材の選び方
2024年09月02日 15:15:00
床材の選び方
ワクワクして実際にどれにしようか選ぼうと始めてみたものの、思ったより床材にはたくさんの種類があるため、どれを選べばよいのか迷ってしまう方が多いです。
そこで今回は注文住宅の床材を選ぶ前に知っておきたい種類や特徴、ポイントなどをご紹介いたします。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
【床材の種類】
①フローリング(リビング・寝室がオススメ)
注文住宅ではよく採用される床材です。
無垢フローリングと複合フローリングの2種類があります。
無垢フローリング
天然木をそのまま使用するので、木の風合いを楽しむことができます。
素足で触れても冬はひやっとせず、夏はベタつかず一年中気持ちよく過ごすことができるのが魅力です。
しかし、価格は高くなりやすく傷もつきやすいため、メンテナンスが必要になります。
複合フローリング
集成材や合板の上に薄くスライスした天然木(単板)や化粧シートなどを張り合わせて作られた床材です。
温度や湿度の変化に強く、膨張や伸縮の心配が少ないといった魅力があります。
機能性のバリエーションも豊富で、シーンに合わせて選ぶことが可能ですので、お部屋に合わせてカラーを変えたりと楽しむことができます。
しかし、塗装が剥がれてくると劣化が進みやすい特徴があり、耐久性に関しては注意が必要です。
②フロアタイル(キッチン・トイレ・洗面所・玄関がオススメ)
一般的に、PVC(ポリ塩化ビニル)素材で作られているタイル状の床材のことです。
本物のタイルさながらのリアルな質感で、カラーバリエーションも豊富です。
また、丈夫でキズにも強く手メンテナンスがしやすく、防水性にも優れているのが特徴です。
③クッションフロア(キッチン・トイレ・洗面所がオススメ)
塩化ビニール素材でできたクッション性のあるシート状の床材のことです。
水に強く、お手入れが簡単なのが魅力。柔らかい質感なので、小さなお子様やペットがいるご家庭に人気です。
しかし、耐久性は若干劣るため、重い物を長時間乗せ続けていると跡がつくので注意が必要です。
④カーペット(リビング・寝室・オフィスがオススメ)
日本語で言う「絨毯」のこと。
一面に敷き詰められたカーペットは、ほこりの舞い上がりを防いでくれたり、防音効果を高めてくれるます。
クッション性があるので、小さなお子様がいるご家庭や、足腰への負担も軽減してくれます。
素材は、天然素材(ウール・シルクなど)と化学繊維(ナイロン・ポリエステルなど)があり素材によってメリット・デメリットが異なります。
デメリットは、家具の跡が残りやすかったり、素材によっては夏場は足元が暑く感じることも。また、カーペットは埃を溜め込みやすいので、こまめに掃除機をかける必要があります。
⑤畳(寝室・客間がオススメ)
日本伝統の床材で知らない人はいないでしょう。
芯材になる板状の畳床(たたみどこ)の表面に、い草で織って作った敷物状の畳表(たたみおもて)を張り付けて作ります。
保湿・断熱効果・調湿効果などの特徴があります。また、い草の香りはリラックス効果も期待できます。
ただ、カビ対策として定期的に換気が必要になります。
床は建物に占める面積の割合が多く、床材によって空間の印象は大きく変わっていきます。
しかし、床材は素材・デザイン・カラーも豊富でどれにすれば良いか迷う方も多いです。
迷った時は、ぜひプロにお任せください。
どんな些細なことでもご相談ください。