パッシブデザインってどうなの?
2024年08月05日 12:00:00
パッシブデザインってどうなの?
「パッシブ」とは、受動的という意味。
自然のエネルギーを活かし「夏は涼しく、冬は暖かく」を実現する、建物の設計手法です。
自然のエネルギーとは、太陽の光や熱・風などのことで、これらを効率良く受けられるように考えられた設計技術をパッシブデザインと言います。
パッシブデザインのメリット
①自然エネルギーを活用するので、光熱費を削減できる
②太陽光や風など、自然を感じる暮らしができる
パッシブデザインのデメリット
①建築費が高くなってしまう
②地域に合わせたオーダーメイドで建てる必要がある
パッシブデザインには、設計をする上で考える大切な5つのポイントがあります。
1.断熱性能
断熱性能を高めることで、建物の保温性を向上させることができます。そうすることで自然エネルギーを効率よく活用することができます。
2.日射遮蔽
夏の太陽光を遮断し、冬の太陽光を取り入れます。夏は涼しく、冬は暖かく、一年を通して快適な室内環境を作ることができます。
3.自然風利用
自然風を取り入れ室温を下げ、冷房にかかるエネルギーを抑えます。
風の流れを予測し、窓の配置や大きさを考えて理想的な通風計画が立てる必要があり、設計には高い知識と豊富な経験が求められます。
4.昼光利用
昼間は照明の使用を減らし、太陽光だけで明るい家を実現します。
吹き抜けや天窓、高窓を設けることで明るさを取り込んだり、中庭を作る、半透明の室内ドアを採用して光を室内に取り入れるといった方法も。
5.日射熱利用暖房
冬に窓から日射熱を取り込み、その熱を蓄えて主に夜間に暖房として利用します。
「集熱」、「断熱」、「蓄熱」の3つが揃うことで、効果が向上し、暖房費の削減にもつながります。
これらの5つの要素をバランスよく考え、快適な住空間を設計することが何よりも重要です。
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